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設立趣意


胎動-知のつどい
 イーフォーシーリンクのそもそもの出発は、異業種の数社の人たちがそれぞれの得意手を持って連携し、デジタルデバイドを払拭した、世の中のためになる高付加価値のビジネスを起こそうと、あるテーマを検討するために集まったところから始まりました。光ディスクを物理ポータルとした、リアルとヴァーチャルを融合した新規ビジネスが最初のテーマでした。1999年のことです。

始動
-複雑系ビジネスプラットフォーム構想
 おりしもネットバブルが弾ける前夜でしたが、私たちは誰もネットだけで廻る世界など信用していませんでした。しかしネットなしでやっていけるとも思っていませんでした。また一方でハードもソフトも、ましてやサービスも1社単独でビジネスができる時代は終わったという基本的な時代認識を共有していました。最初のテーマをきっかけにして、さらに敷衍化して、 e4c の基本的なビジネスモデルとして考えたのが、異業種連携で新しい高付加価値ビジネスモデルを創出していくという複雑系ビジネスプラットフォーム構想でした。これを具体的なテーマで追求していくことこそ時代の要請なのだということです。2000年9月に最初のテーマを持って新会社(現イーフォーシーリンク)を7社合弁で設立いたしましたが、目的は、あくまで業界を越え、信頼できる有能な仲間を広く糾合し、今までにない、新しい仕組みの高付加価値ビジネスを立ち上げていくということでした。これは今でも変わりません。

活動 -e4c-village
 以来自分たちが儲けることより、新しい仕掛けや仕組みを提供できるビジネスプラットフォームを確立することに腐心してまいりました。おかげさまでプラットフォームのベースになるコンソーシアムには900名近くの方が登録なされておりますし、法人数にすると約250社が参加するまでになりました。大企業からヴェンチャー、個人まで、異業種で多種多様、多彩なメンバーで構成されています。公募はしておりませんので、口コミで信頼の輪が広がっています。この中で2社間の提携は頻繁に起こっているようです。複数の異業種企業で創る新規ビジネスも常時いくつかが検討されています。

躍動
-e4cの使命実現へ
 またこの間派生的にいくつかの新たな活動が必要に迫られて生まれてきました。ほとんどはNPO的な活動になりますが、収益事業として育ってきたものもあります。これからはe4cの理念に基づきe4cを継続的に推進し続けるためにNPO的な事業と収益事業の2本立てでe4cの使命実現に邁進していきたいと思っております。

感動 -知と心の交差点
 21世紀は「心の時代」とも言われています。私たちは今までe4cを「知のネットワーク」と標榜してまいりましたが、先般伊藤忠商事の丹羽会長から「知と心の交差点」というご示唆をいただきました。e4cプラットフォームが知恵だけでなく、暖かいハートに満ちた、メンバーの広場であるべく努力していく所存です。今後とも皆様のご指導・ご鞭撻、ご協力を宜しくお願いいたします。