第110回e4c-village協議会について
皆様、お元気にお過ごしのことと思います。
梅雨なのか、梅雨ではないのか、どうもはっきりしない天候です。
ここ数日の蒸し暑さには閉口してしまいます。でもそんなことはいってられません。
FIFAで日本もがんばりました。我々も意気軒昂に生き抜きましょう。
さて今回は、第110回夏の特別協議会です。
e4c協議会では今まで実ビジネスや技術をテーマにしてきましたが、
今回は初めて「文化人」のお話を伺います。
京都は紫野にある大徳寺の塔頭「聚光院」の院主、虎洞和尚にお願いして、
講演というより講話をお願いいたしました。聚光院は、永禄9年(1566年)に
三好長慶の菩提を弔うために養子・義継が 建立しました。その後千利休が参禅、
檀家になり、利休の墓を始め、三千家(表千家、裏千家、武者小路千家)の菩提寺
になっています。和尚さんはいわば三千家の元締めみたいな存在でしょうか。
でも堅苦しさは全くありません。気さくな和尚さんです。
和尚さんとはひょんなことから知り合いました。10年以上ほとんど呑み友達です。
でも人生の岐路で何気なく訊かれる片言隻句が後でじんわりと効いてくるのです。
やはり判断は間違っていなかったと思うようになるのです。でも迷いがあれば
ぴしゃりと言われるでしょう。今回は講話といいましたが、抹香くさい仏法とか、
説教じみた教えとかには、絶対ならないと断言できます。利休の話、お茶の話は
当然出てくるでしょう。夏の夜の、心を吹き抜ける一陣の涼風。
憂さを笑い飛ばす爽やかさ。また楽しからずや、です。
実は今回の企画の発端は、最初の新春放談をお願いした伊藤忠商事の丹羽会長
(2006年当時)の示唆から来ています。言われました!「21世紀は心の時代でもあります。
e4cは、 知のネットワークだけではなく、知と心の交差点でなくてはなりません。」
この一言がずっと心に残っていました。いつかは取り上げたいと思ってきたものですが、
あれから4年経ってやっと今回実現しました。でもタイミングとしては良かったのかも
しれません。世界的な経済・金融危機で大変革の嵐が吹いている昨今
誰もがストレスを感じ、心の安定をともすれば失いかけているからです。
丹羽さんのおっしゃっていた通りです。
禅は、人の心、世の移ろい、自然の理の中に身をおきながらどこかの意識で
対峙している、いわば即自と対自が一体になっているような感じ、と私は勝手に
思っています。こう書いてしまうと若い頃に勉強した弁証法が彷彿としてきます。
ひょっとしたら「悟り」とは止揚(アウフヘーベン)のことでしょうか。
夏の夜の一時、実ビジネスから離れて、
こんなことを思ってみるのもいいのではないでしょうか。
本然に帰ることによって、明日への活力が生まれてくるのではないでしょうか。
どうぞ奮ってご参加下さい。それでは会場で!!
株式会社イーフォーシーリンク 横野 滋