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第125回e4c-village協議会 報告

第125回e4c-village協議会
協議会
『危機の時代のリーダーシップ』
環境が人を作ると言う。このところ「乱」ばかりで「治」に安んずることがない。こんな時代はやはり「時代が人を作っている。」結局3・11が極め付きになり、台風とタイの洪水がダメ押しになってしまったが、危機の時代のリーダー、変革のリーダーが育っている。 「教育」ではなく、自ら経験し自ら学ぶ「学習」による育成。問題は、その人を見抜き、引き上げるボスや押し立てる周囲がいるかどうかである。往々にして価値観が違えば排除されることのほうが多い。またもちろん育ってないところもある。そこは危機管理もなっていない。今回は2回に亘って危機管理・危機対策から、具体的な経験も交えて、これからの時代のリーダー像を探ってみたい。

開催日時:
2012年3月9日(金)
協議会:15:00~18:00(開場:14:30) 懇親会:18:00~20:00
開催場所:
フューチャーアーキテクト株式会社

<プログラム>
時間
主な内容
講演者
15:30 ~ 16:15 「いざという時に役立つ企業文化づくり」 グラクソ・スミスクライン株式会社 シニア・アドバイザー 深野 誠氏
あらゆるリスクは企業活動の背後にいくらでも潜んでいる。特にユニーク・世界初・世界一などを目指す企業は存在そのものが他社から見てリスクである。そのためには周到なリスクに対する準備と自分が責任者と感じたら進んで行動できる環境づくりが重要である。
16:25 ~ 17:10 「有事をイメージする仕組みと人材~企業防災担当の現場から~」 三菱商事株式会社
オフィス企画室
シニアマネージャー 福元 邦雄氏
想定範囲を広げるべく想像力を駆使した備えを平時からすること。訓練シナリオや対策マニュアルづくりの過程で「問い」を繰り返し、リーダーの行動を社員間で共有することが「想定外」の有事への対策にも有効といえる。
17:15 ~ 18:00 「日本IBMのリスクマネジメントと事業継続計画~ 危機に際してリーダーに求められる要件」 日本アイ・ビー・エム株式会社
執行役員 お客様プログラム・経営品質・社長室担当
江口 昌幸氏
IBMにおいては、グローバルで常に危機そのものを見直し、危機管理の刷新と事業継続計画の検討を重ねています。昨年の東日本大震災での経験も踏まえて、危機をいかに想定し、事業継続のための準備を行うか、更に危機における意思決定を支える仕組みとは何か、ご説明します。