皆様、
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
さて今回は久し振りに開催する「新春放談」についてのご案内です。
年末に日程だけを予告いたしました。
いつものように<横野からのメッセージ>をお届けしたいと思います。
2019年、今年は年初の報道や記事、いろいろ言われています。
新天皇即位による晴れやかさから景気は良くなるという楽観論から、
米中貿易戦争から世界経済は暴落するという悲観論まで、実に幅広い
虚々実々の論が飛び交っています。でもどれも論理的に説得力がある
ものではありません。つまり合理的な推論が全くできていないのです。
でも読めなくて当たり前かもしれません。トランプもいれば、メイ首相もいるし、
習近平、金正恩、プーチンもいる、ポピュリズムもあれば、反グローバリズム
もある、EU離脱、TPP発効、実にいろいろ起きているのです。これらは何か
統一的に、大きな一本の流れの中で起きているとは言い難い事柄です。
つまりグローバルよりローカルが大きく前面に出てきているように見えます。
30年前の冷戦終結の後も民族の自決行動が目立ってきましたが、
今回は「自国第一」です。価値観がローカライズして分断されていきます。
世界はこんな風にも見えているのです。
産業や科学技術も、どんどん進化していく中に負の局面も現れてきています。
自動運転も負の面を見ればテロに使われます。キャッシュレスを推進すれば
ネット詐欺も増えます。現に仮想通貨は厳しく監視監督される状態になって
います。正もあれば、負もあります。これからどうなっていくのか、不安に
思っている人も少なくありません。混迷の時代という人もいます。
さて、本当に混迷なのでしょうか?昔からそう思ってしまえばそう見えるし、
そういう認識からの行動しかとれなくなってしまいます。市場はサチッていると
思っている人からは新商品は出てきません。そう、そういうときにヒット商品を
出すと、まるで前から分かっていたかのような評論家の新説が出てくるのです。
こういう時代に話を聞いてみたい人がいます。まるで視界良好、一点の曇りも
無さそうなのです。混迷なんて言うと笑われそうな人です。そういう人の一人が、
私にとっては久夛良木さんです。もちろん他にもいます。でもこの変革と
イノベーションの時代、まず最初に浮かんだのが久夛良木さんです。
去年テレビを見ていたら突然久夛良木さんが出てきました。まったく偶然です。
自動運転のディープラーニングの学習に重点を置いているベンチャーの紹介でした。
そこに久夛良木さんが出てきたのです。テレビのキャスターも、「あれ、どこかで
見たような人がいます!」と言っていました。アセント・ロボティックスという
ベンチャー企業の紹介番組でした。久夛良木さんはこの会社の社外役員をやっています。
後で久夛良木さんに聞くと「アセントね、凄い会社だよ。」と言っていました。
世の中の動きをよく見ていますし、最先端には自ら関わってもいます。
下らない会社や人には関わろうとしません。講演なんて頼むと「面白い奴いるの?」
といつも言われます。講演も、面白かったのは、技術やビジネスだけでなく、
一度江戸文化の話が出てきた時には驚きました。江戸文化は結構創造的なんだそうです。
よく勉強しています。
さてさて、今回はどんな話になるやら、何しろ「新春放談」ですから、
世相を切ってもいいし、本質論をぶってもいいし、新時代の幕開けを
紹介してもいいし、とにかく久夛良木さんらしい発想で、できれば「あっ」と
言われる何かを期待したいと思っています。
それで今回は「面白い奴大集合!」と行きたいと思います。
面白くなくちゃ、この時代生き延びて行かれません。
今回も是非奮ってご参加下さい。語り合いましょう。それでは会場で!!
株式会社イーフォーシーリンク 横野 滋